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北海道大学工学部 環境社会工学科 環境工学コース

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Pick Up Lab

水環境保全工学研究室
の未来をつくる研究

 
 

かけがえのない水と環境をまもる

どのように安全な水を得るのか。
どのように不必要な水を捨てるか。
人類は水の問題を常に考えながら、文明を築いてきました。
水をめぐる争いが起こることもあります。
水は全ての生命の維持に必要不可欠なものだからです。
私たちが利用する水は、
海、雲、雨、川、海というような自然の水の循環から恵まれた、
かけがえのない一滴です。
水環境保全工学とは、
水利用の安全を保障するための学問であり、
使った水を健全に自然に還す責任を果たすための学問でもあります。

分析と処理の技術で生を衛る

その水、飲んで大丈夫?廃水処理で汚染がきちんと除去できているの?その川は、水辺の生き物にとって快適?じゃあ、どんな処理が必要?豊かな水環境を守るためには、現状を正確に診断できる水の診断医が必要です。水環境の研究の歴史の中で、どのような指標を調べればいいのかが「水質基準」として定められてきましたが、その中には測定方法が煩雑なもの、高価なもの、時間がかかるものもあります。この研究室では、現場で「使える」水質センサーの開発、最新機器・技術による環境の分析、処理技術の改良・検証に取り組んでいます。国内外の水域や水処理施設、さらには人の健康にまで応用できる分析技術を通して「いのちをまもる工学」を実践します。

誰もが、安く、簡単に水質を調べられる世界へ

日本の上下水道インフラは、ベテラン職員が退職してノウハウが失われた、設備更新の余裕がない、といった課題を抱えています。一方で世界に目を向けてみると、WHOによれば今日でも世界で約20億人が糞便で汚染された飲料水を利用しています。日本も、世界の発展途上国も、上下水処理の強靭化が必要です。また、上下水道のない場所では、オンサイトでの水処理技術の導入が必要となります。これらの現場でも、処理前後の状況を知るための分析技術が必要です。人材的・経済的課題を抱える現場を置き去りに(Left-behind)しない、安くて簡単な水質の分析技術として、この研究室は色を使った簡易な細菌分析法や、スマートフォンのカメラ機能を使った画像解析手法を開発し、現場に応用してきました。

まだ知らない指標を探して

この研究室では、最新機器や最新技術を活用した、「まだ誰も注目していない指標」探しにも取り組んでいます。「いま」糞便汚染があるかどうかだけでなく、「いつ」糞便汚染があったのかを知るための細菌の活性に着目した分析方法。底質や土壌に含まれる有機物を非破壊分析する新規な蛍光測定法。下水道管の老朽化を知るためのシグナル物質の探索。細菌のゲノムに着目したバイオ分析や機械学習、シミュレーション、共同研究先の最先端機器。これらを活用して廃水処理プロセスや水環境の変化を決定づける要因を見出す様々な研究テーマが、この研究室にはあります。どうやって分析するかだけでなく、何に着目すべきかについても調べているのがこの研究室の強みです。

水環境のお医者さんになろう

水処理施設や水辺の安全をまもる「かかりつけのお医者さん」
地方や発展途上国の現場にかけつける「救急のお医者さん」
あたらしい環境の診断方法を発見する「研究のお医者さん」
あなたの個性に合ったひと・水・環境のまもりかたを
研究の世界から探してみませんか。